こんな効果やメリットも!?社内行事で運動会が人気のワケ

社内行事といえば、皆さん何を思い浮かべるでしょうか?社員旅行、周年パーティー、飲み会、BBQなど各社さまざまな取り組みを行っています。中には家族を招いて、なんてケースもあるかもしれません。そんな中、近年「運動会」を社内イベントに取り入れる会社が増えてきています。

今回は、実際に運動会を開催された企業の声をもとに、その効果やメリットをまとめました。社内行事検討中のご担当者様はぜひ、社内への企画案や稟議書作成にお役立てください。

運動会の効果・メリット① 社員の一体感を醸成できる!

社員の一体感を醸成できる

企業の担当者に開催目的などをヒアリングすると、一番の多い答えがこれ「一体感の醸成」です。もうほとんどの企業さんで掲げられているのではないかと感じます。理由として会社の規模が大きくなればなるほど、社内にも知らない人が増え、事業なども分かれていくと同じ会社に属していながら一緒に仕事をしたことがない、ということも多々発生してきます。運動会は様々な競技種目を通して、力を合わせて協力したり、助け合ったり、仲間の期待に応えようと頑張ったりするので、普段の仕事とは違った環境で社員同士の一体感が生まれやすいという効果が期待できます。

ただ一方で正直、この「一体感」というのは効果として目に見えにくいという特徴があります。また運動会を開催すれば、すべからく一体感が生まれるかというとそこにはやはりひと工夫が必要になり、種目選びも非常に大切になってきます。実際の開催にあたっては、他社事例やプロの目線なども参考にするのがよいでしょう。

運動会の効果・メリット② 会社への愛着心が増す!

会社への愛着心が増す!

これまでは年功序列・終身雇用など会社への帰属意識が自然と育まれる仕組みがありましたが、近年はキャリアアップなどのために転職をする方も多く、日本でもそういった考え方は徐々に古いとさえ言われるようになってきました。しかし企業からすると、いい社員にはできるだけ辞めずに長い期間働いてもらいたい、というのが本音でしょう。そのためにも雇用条件とは別に、会社自体へのロイヤリティや愛着心を感じてもらうことが必要です。

運動会を開催すると、社員一人ひとりに役割が生まれ、帰属意識を感じることができます。なぜならスポーツ自体が持つ秘めた力として、社員同士がチーム・仲間となり、目的を持って行動することで、絆のようなものが自然と育まれる効果もあるからです。理念や社会的意義もさることながら、会社への愛着心はすなわち、一緒に働く人たちとの強い結びつきが大きな割合を占めます。

離職率に懸念のある企業は運動会開催を検討してみてはいかがでしょうか。

運動会の効果・メリット③ 社内コミュニケーションが円滑になる!

社内コミュニケーションが円滑になる

これは言わずもがな、かもしれませんが、運動会を開催することで社内コミュニケーションが円滑になると断言できます。それはスポーツを通じて、楽しみを共有でき笑顔が生まれますし、必然的に心も前向きになり、積極的な交流を図ることができるからです。また仕事だけだと、上司部下や同僚との関係は硬直化してしまいますが、運動会のような仕事以外の場ではその関係が崩れる瞬間があります。普段とは違う、得意不得意な面があらわになるので、相手に対しての親近感が増すのです。

なので運動会の場では、いかに仕事モードから切り替えて、上司部下関係なく、それこそ童心に戻った気持ちで楽しめるかが大切です。いつも仕事では完璧なあの人も、時には転んだり、失敗することもあるでしょうが、むしろその方が笑いになり、社員同士の距離が縮まるきっかけになるものです。

そこを重視している企業さんほど、あえて外部の第三者のMCやゲストを運動会に呼び、心をほぐしたり、時にお偉いさんをトークでいじったりしながら運動会全体を盛り上げる工夫にこだわりをもっていると感じます。

運動会の効果・メリット④ 健康意識が高まる!

健康意識が高まる

よし、運動会を開催するよ、というと社員の皆さんはとたんにそわそわし始めます。普段、運動をあまりしてない人ほど、運動会に向けて少し体を動かしたり、スポーツ用品店に足を運んでみたりと運動をするきっかけになるケースが多いようです。またあらかじめチームや種目を発表することで、自主的に事前練習をしたなんてことも珍しくはないです。

会社にとっても、社員は健康であるに越したことはありません。パフォーマンスが上がれば、会社全体の生産性向上にもつながります。運動会を開催することによって、社員一人ひとりの健康意識が高まるきっかけを生み、会社全体の士気や生産性も上がる効果があります。

運動会の効果・メリット⑤ 社員のストレスを発散できる!

社員のストレスを発散できる

仕事はストレスの連続です。もちろん、飲み会や遊びもいいですが、やはりスポーツで体を動かすことはストレス解消に絶大な効果を発揮します。また過去の調査では、運動会開催が社員のストレス軽減につながったことが科学的なデータでも証明されています。

全力で走る、めーいっぱいの力で引っ張る、大きな声を出して応援する…普段あまり運動しない人にとっては筋肉痛は避けられませんが、きっと疲れてぐっすり眠れるに違いありません。

運動会の効果・メリット⑥ 家族サービスの場として活用できる!

家族サービスの場として活用できる

社内運動会は基本的に社員の方が参加するものですが、なかには家族サービスの場として活用する企業さんもいらっしゃいます。お弁当やキッチンカーを用意して、お昼ごはんを一緒にたべたり、社員の家族同士の交流ができたり、また子どもたちも一緒に参加できる種目を開催するケースもあります。

社員の皆さんが仕事でパフォーマンスを発揮するためには、家族のサポートは欠かせません。ここを大切にしている企業さんは、運動会開催の目的のかなり上位にこれを設定し、いかにたくさんのご家族の方に参加したいと思ってもらえる企画にするかを相当考えていらっしゃいます。

ぜひ他社での事例やプロ目線のアドバイスも参考に、今年の運動会はご家族もいっしょに楽しめる内容へとレベルアップしてみてはいかがでしょう?

いかがでしたか?
今回は、「社内運動会を開催する効果やメリット」についてまとめてみました。多くの企業が1度運動会を開催すると、翌年もリピート開催しています。社員の方から楽しかったからまたやりたい!というリクエストも当然あるでしょうが、それ以上に経費を負担する経営陣の方々がその効果を実感されているのだと思います。ぜひ一度、運動会を開催いただくことをおすすめいたします。

20190822
新藤遼介